「はやぶさ/HAYABUSA」を観た

映画

「はやぶさ/HAYABUSA」を観た。

ちょうど当時、修論で小惑星探査関係の研究に携わっていたせいか非常に感銘深いものがあった。
宇宙研にも展示会参加のために行ったことがあった。当時私の先生が宇宙ロボットを作っており、生徒である私はその展示員として駆り出されたのを思い出した。
3日ぐらいお客さんへの説明役をし1日中立ちっぱなしで、異様に足が痛くなったのを覚えている。

確かに宇宙関係の研究をしたい人にとっては、宇宙研は1つの聖地のようなものだろう。その宇宙研が舞台となる映画である。

見どころはやはり20年以上かかる長期プロジェクトの紆余曲折だ。

ロケットや探査機を作り、打ち上げ、探査、そして地球への帰還と、「はやぶさ」は20年以上かかるプロジェクトで、当たり前だが、その間、様々なアクシデントや出来事が発生する。

そういったものを乗り越えていく様子が面白かった。

私はそのような長期間のプロジェクトにかかわったことないが、参加者は苦労しただろうなと思う反面、かなり楽しんでるんだろうなとも思った。

宇宙開発をやってる連中は、主人公にせよ、宇宙関連の研究や開発が大好きな人ばかりなので、困難を困難だとは思わないだろう。

そもそも、かなりの宇宙好きじゃないとその職までたどり着けない。その仕事につくには、才能とかもよりも、どれぐらい宇宙にかかわりたいのかという強い意思が必要になってくる。

はやぶさは、そのような人ばかりが集まったプロジェクトだ。それはそれは楽しいプロジェクトだったろうと思う。

この映画の中でも、大抵皆楽しそうにアクシデントを乗り越えている。だからこそ成果を出せたのだろう。

このような映画をみていると、仕事のあり方は重要だなと改めて思う。

やりたい事を仕事にしている人は素晴らしいパフォーマンスを発揮できる。

これを常々忘れないようにしたいと思う。

映画の最後に主人公が「はやぶさ」プロジェクトの経験で最もよかったことは、自分自身が宇宙へ情熱を持っている事に気づいたことだと言っていた。

素晴らしい気づきだと思う。ゴールがあったとしても、今のゴールは誰かに与えられたゴールではないのか?それが本当に私の望むゴールなのだろうか?と、我々は常々問う必要があるのだろう。

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