【読書】マインドの使い方 「Affirmation「言葉」があなたの人生を決める」

マインドの使い方

苫米地先生の「Affirmation「言葉」があなたの人生を決める」を読んだ。

苫米地先生のコーチング系の書籍の中では一番有名で有用な書籍だと思う。
他のコーチング系書籍を読んでいたし、数年前にオーディオブックで聞いたこともあったので、内容はある程度わかっているつもりだったが、多くの気づきがあったし、それぞれの項目に対する知識が深まった。また1年後ぐらいに読みたい一冊である。

ゴール設定

コーチングでもっとも重要なのがゴール設定だ。またコーチングではゴールは現状の外に設定すべしとある。
「現状の外」。なかなか難しい表現だし、それがすぐにイメージできる人は少ないと思う。

なぜゴール設定が必要か

そもそもなぜそのような現状の外のゴールを設定する必要があるのかというと、それがマインド(脳)を上手く使う上で非常に有用な方法だからだ。

我々の多くは、少なくとも私は、変わって行きたい成長して行きたいという思いがある、またそれによって本来の自分を知りたいという思いもあり、それを実現するには、自分を不自由にしている束縛と認知の歪みを正す必要がある。

そのため現状の外にゴールを設定する。現状内にゴールを設定してしまうと、歪んだ認知を内包する理想的は現状のゴールとなってしまい、それは誰かに与えられたゴールになってしまう。それを達成したとしても、歪みが強化されるだけだろう。

また、現状の外にゴールを設定することで、そのゴールに関する情報、現状では見えない情報が見えてくる。

故に、認知の歪みを正すため、本来の自分を取り戻すためにも、現状ではない、現状の外の世界に気づくにもゴール設定を行う必要がある。

ゴールは、”人生”のゴールだ。そして本人が止められてもやりたいこと、叶えたいものになる。

想像してみて欲しい。この人生で成し遂げたいものは何なのか。やってみるとわかるが、抽象的でなんだかよく想像できないし、そんなもの特にないようにすら感じるだろう。それが普通だ。多くの人は人生のゴールを設定しようとしたとき、まともに設定できないのだ。それは、色々な原因が考えられるが、一番は本来の自分がどのようなものなのかわからないからだと思う。

本来の自分を取り戻すためにゴールを設定する。でも本来の自分がわからないためゴール設定ができない。

このような無限ループが発生してしまう。

これを解消するために、仮のゴールを設定し、それを定期的にアップデートすることで、徐々に認知の歪みが正され、本当のゴールを設定できるようになる。

自己イメージとブリーフシステムを変える

仮のゴールを作り、それをアップデートすることで、本当のゴールを生み出す。これがゴール設定の基本だ。

ここで重要なのはゴールをアップデートすることだ。仮のゴールを作り、認知の歪みが正され始めると新しい次のゴールが見えてくる、もしくは作り出すことができてくるが、認知の歪みはかなり強力で取り除くのは至難を極め、仮のゴール設定のみだと非常に厳しい。

そこで、ゴール設定だけではなく、ピンポイントで自己イメージとブリーフシステムを変えることでゴールのアップデートを促進させる必要がある。

では、自己イメージとブリーフシステムを変えるとは具体的はどういったことなのか、どのように変えれば良いのかわからないと思うが、これはシンプルだ。ただ現在の自己イメージとブリーフシステムをぶっ壊せばいい。破壊と再生である。

といっても簡単に壊せる人は少ないだろう。そもそも自己イメージを壊すとはなんなのかよくわからないし、それを理解し、壊そうと行動に移そうとすると確実に恐怖を感じ動けなくなる。

なので、壊せる人は壊せば良いが、無理な人は、まず日々の徐々に習慣を変えていくが良いだろう。

毎日コーヒーを飲んでいるなら紅茶に変えてみるとか水に変えてみるとか、そういった日々の習慣を変えていく。また、普段しない事をやってみるのも有効だ。

そうすることで、徐々に自己イメージとブリーフシステムが変わり、新たなゴールが見えてくるはずだ。

ゴールを脳へプログラミングする

ゴール達成のメカニズとしては、ゴールを生み出し、そのゴールを脳へプログラミングする。この設定が上手くいくと「目的的思考」が動作し、自動的にゴールへ向かって進みはじめ、結果的にゴールへ達成することになる。

ここで重要なのは、以下の2点である。

ゴールを脳へプログラミング
「目的的思考」をしっかり動作させる

目的的思考とは正しくゴール設定がなされた後に発生するゴールへ向かう思考・行動パターンのことになる。

ゴールを脳へプログラミングすることで「目的的思考」を動作し始めるので、ゴールを脳へプログラミングすることが非常に重要になる。

ではどのようにすれば良いのかというと、本書のタイトルであるアファメーションが挙げられる。

具体的には、ゴールの世界のアファメーションを「イメージ」・「言葉」・「情動」で作り上げる必要がる。

具体的にはゴールを達成した世界の景色(ビジョン)を鮮明に「イメージ」し、それを「言葉」で言語化し、そこに「情動」、嬉しい楽しい気持ちいい清々しい誇らしい等のプラスの情動を吹き込み、毎日実施することになる。

こうかくと非常に簡単なようだが、やってみるとわかるがとても難しい。

アファメーションのやり方やポイントをここにかくと長くなるので、別の機会にしたいと思うが、アファメーションの実施によってゴールを脳へプログラミング、つまり潜在意識へ刷り込むことができる。

アファメーション以外にも潜在意識へ刷り込む方法もあり、例え以下の「小さな習慣」でも可能だと思うが、アファメーションを併用するとより効果的なので、是非練習してみよう。

www.exp-cards.net

まとめ

  • ゴール設定が重要
  • 何故ならゴールを設定することで潜在意識が動き出す
  • 設定するのは人生のゴール
  • 人生のゴールは現状の外に設定する
  • 現状の外に設定することで新しい世界が見えてくる
  • とりあえず仮のゴールでOK
  • それを定期手にアップデートすることが重要
  • ゴール設定とはゴールを脳へプログラミングすること
  • ゴールをしっかり設定すれば目的的思考が働き出す
  • 目的的思考がゴールを自動的に達成させる
  • プログラミングはアファメーションが有用

おわりに

私はマインド(潜在意識・無意識)を上手く使うことが人生を豊かにしてくれると確信しているが、それは目に見えにくいしものなので、上達しているのか分かりづらい。

また本を読んだり、人に話を聞いただけでは上達せず、筋トレと同様に日々訓練が重要になる。

訓練方法はヨガや太極拳などいろいろあるが、コーチングの理論は他に比べると科学的なので気に入っている。是非コーチングに興味がある方はこの本を読んでみよう。

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