Claude 4で殴り書き、ジムで殴り合い
- 27 May, 2025
ジムへ向かう車内と帰り道、いつものように竹内(@rikson_en)と僕がハンドルとマイクを握ったポッドキャスト第41回目。
今回は竹内の“格闘技ジム入会”という意外な近況を皮切りに、
新プロジェクトで検討中の”React Server Components”、さらに”Anthropic Claude 4”と”AI2027レポート”まで、肉体とテクノロジーを行ったり来たりする濃い道中になった。
格闘技ジム入会、その動機と初日の衝撃
「MMA言語化挑戦中」というYouTubeチャンネルを眺めていた竹内は、年齢もキャリアもバラバラな人々が楽しそうに汗をかく姿に背中を押され、あっさり体験入会。 そして翌日には月謝9,900円の本契約を済ませていた。 初心者クラスで待っていたのは、ジャブ ➔ ストレート ➔ フック ➔ ミドルキックという教科書どおりのコンビネーション。 頭でわかっていても脚さばきがままならず、「ステップだけで脳が混乱する」と竹内は苦笑い。それでも寝技クラスでのバックチョークに首を痛めながら「楽しい」が先に立つあたり、格闘技の沼は深そうだ。 クラスの顔ぶれは子どもからおじさん、おばさんまで幅広く、女性もキックボクシングに三人参加していたという。現役RIZINファイターが指導に立つ本格派ながら、敷居は意外に低い。「試合に出られたら…」と竹内はすでにストロー級の夢を語り始めている。
Rails 採用の壁と、React Server Components への関心
車がジムに近づくころ、話題はコードのリングへ。新規サービスの技術スタックをどうするか――。 竹内の職場では長らく”Rails”が屋台骨だったが、「Rails経験者が採りにくくなった」とシニアエンジニアが危機感を共有。 そこで候補に挙がったのが”Next.js”と”React Server Components(RSC)“だ。 フロント・バックエンド間の境界を薄め、TypeScriptで統一されたコードベースを描くアイデアに、竹内は「昔のMVCに回帰したようで面白い」と目を輝かせる。 僕も”Next.js”をフロント専用で触った程度なので、サーバーサイド機能を本格的に活かす構成は未知数。 しかし「学習コストを払っても採用メリットが勝つフェーズかもしれない」と意見が一致した。
Claude 4 と Sonnet 3.7、そして AI2027 が指し示す未来
帰り道はAIトークでアクセル全開だ。僕が口火を切ったのはリリース直後の”Claude 4”。“Sonnet 3.7”を超えるコーディング性能が噂されるが、 文章生成を少し試した限りでは体感差が小さい。ただ、Code Interpreter的な”Claude Code”をMCP経由で呼び出してアプリを組ませたところ、上限数にあっさり引っ掛かり深夜まで待機を余儀なくされた。 竹内はVSCode拡張のCursor派で、「雑な指示でも自前リポジトリの文脈を踏まえて仕上げてくれる」と評価。 ただし使用量上限でしばしば“休暇”に入るのが悩みらしい。“Claude 3.7”が”Cline”でCopilot経由の利用が可能となれば、勢力図が変わるかもしれない。 さらに話は”AI2027レポート”へ。2025年末にAIがAIを改良するモデル(Agent?)が現れ、27 年には人間の仕事が激減する――そんなシナリオに竹内は「国家間協調で開発を抑えるなんて現実的じゃない」と即答。 僕も同意しつつ、「すでに僕らは ‘AI が書いたコードを人間が微修正する’ フェーズに来ている」と実感を語った。
おわりに
パンチとキックで身体を鍛えながら、RSCと最先端AIで頭脳も鍛える――今回の道中は“筋肉と知能の二刀流”だった。 格闘技ジムという新しい挑戦に飛び込んだ竹内を見て、僕も好奇心の拳に火がつく。 次回の収録では、竹内のスパーリング初体験か、あるいはRSC採用の続報か。 いずれにせよ面白いハイブリッドトークをお届けするので、どうぞお楽しみに。